杜仲茶と黒ウーロン茶の効能

杜仲茶の特徴

 

ウーロン茶と並ぶ代表的な健康茶なのが杜仲茶ですが、この原料のはじまりは中国西南部原産地の樹高20メートルクラスのトチュウ科の落葉高木であるトチュウ(杜仲)の樹皮です。

 

中国では数千年も前から不老長寿の生薬として杜仲を珍重してきた歴史があり、この樹皮を乾燥させた漢方薬は、内臓器官を補い、心臓を強化して元気を蘇らせ、疲労を取り除いて身を軽くするなどの目的の薬として利用されてきました。

 

実は日本でも1900年代始めから栽培されていますが、目的はトチュウの木の特徴でもある枝や葉を折ったときに出る白い糸で、これはゴム質の粘液状なので、当時はいろいろな機器に活用できると考えられていたのです。

 

杜仲茶はトチュウの葉から作られるいわゆるお茶で、6月~9月の間に摘み取られ、乾燥して作られています。杜仲茶に含まれている成分は、ゲニポシド酸や、現代人の健康に必要なカルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、繊維などで、他にも高齢者には重要な植物性亜鉛など天然の植物性微量元素も多く含まれています。

 

このお茶の人気が出た理由は黒ウーロン茶と同様にやはりダイエット効果があるということで、体内の脂肪を減少させ、肥満を軽減させる作用は科学的にも立証されています。

 

更には高血圧の予防などにも効果があることが確認されています。血圧降下、冷え性による腰痛にも有効で、しかもカフェインレスですから、お年よりから子供まで飲みやすいのも特徴です。